身体に良い食べ物って。
ところで、食べ物の話ですが。
私の周囲では、時たま「これって、身体に良い?」
とか聞いてくる人がいます。
別に訊かれるのは良いのです。
私は専門家でも何でもないですが、知ってることも
あるので、それを正直に言うだけです。
ただ。
食に関して勘違いしてる人、やっぱり多いのかなぁ?
って思います。
食での健康という意味で、結論から先に言うと、
「食べて中和や解毒するのは、チョット違う気がする」
って感じですね。
例えば、お肉好きな人がある日
アルカリ性食品が「身体に良い」と聞けば、
やたら「アルカリ性」にこだわって、大量に摂取
し始めたりするわけで。
その前に、まずお肉を減らしたらどうかな?って・・・。
アルカリ性の体質を希望するなら、
ってことなんですけどね。
あと、運動が嫌いで
「身体に良いものを食べて健康になろうとする人」も
同じですね。
まず、運動することが大事では?って感じかな・・・。
「体質に良いこと」と、「体調に良いこと」は、
ちょっと違うかも?と思います。
だから、「身体に良いか?」と聞いてくる人には
まず、「その人の思う健康」について、質問することに
しています。
どういう状態になりたいでしょう?
ってことです。
その根本なくして「身体に良い」という理由だけで
何でもかんでも摂取しようとするのは、
少々、欲が深いかもしれませんよね。(笑)
美肌に必要な多くの要素を摂りながら、毎日夜更かしの
睡眠不足では、本末転倒・・・ということです。
世論やブームを参考にするのは良いのですが、
「TVが言ってたから」「有名人が言ってたから」
という理由だけで、単一の情報だけを信用するのも
どうかな?とは思っています。
「切り取り型の思考」から、「総合・複合型思考」に
切り替えてみることは、情報過多の時代だからこそ、
健康管理の面においても、必要だろうと思います。
それこそ、今の健康は「今までの積み重ね」の部分も、
大きく作用していますしね。
今、自分が健康であるなら、まず、そのことに
感謝してください。
そして、その健康を維持するために
「自分には何が必要か?」を「自分で知る」ことが
大切でしょう。
何か心配な箇所があるのなら、とりあえず、
今より悪くなくて良かった、と自覚し、
少しでも健康な箇所に感謝してください。
そして、その心配の原因を解決するための方法に
思考を向けることに集中してください。
運動不足からの体調不良なら、運動が必須ですし、
脂肪分の摂り過ぎからくる体調不良なら、脂肪分を
減らすことが必須でしょう。
健康を意識するなら、自分の生活形態や習慣や環境、
状況を総合で判断する必要があるのでは?と思います。
体質や体調、生活の習慣やサイクルは
一人一人違いますから、
「自分の健康は、自分で管理するしかない」
・・・のです。