『とりあえず一人になって深呼吸』*怒りをおさめる技術5
原因が何であれ、怒りが収まらない時や引きずる時はとにかくまず一人になるようにしてください。
ムカつきやイライラを放置しておくと、周囲に当たり散らしてしまったり、不用意な言動も増えて、結果、自分こそが誰かを怒らせてしまう原因にもなりかねませんよね(笑)。
怒りが収まらない時は、とにかく、一人になって深呼吸してみてください。
深呼吸は血中酸素の濃度を上げて、血圧を下げたり脳の活性化を促す働きがありますので、怒りによる興奮を鎮めてくれる効果があります。
怒りの感情は熱しやすく冷めやすいのが特徴です。
少し外を散歩してベンチで一休みというのも良いですし、喫茶店でお茶を飲みながら本を読むというのも良いでしょう。
とにかく、あなたが怒りの感情に支配されていても何も状況は変わりませんし、怒りは怒りによって増幅されることはあっても沈静化されることは皆無と言って良いでしょう。
怒っていてもあなた自身が損をするだけです。
嫌な相手、嫌な出来事にあなたの貴重な時間を費やす必要はありません。
怒りに時間を費やすよりも、大切な仕事や大切な用事に時間を使うほうがよほど建設的で、自分の幸せに繋がる行動だと考えるようにしてください。
怒りは一種の感情のクセのようなものですので、訓練でコントロールできることです。
*参考書籍
「感情の整理」が上手い人の70の技術